地熱発電への取り組みと今後の課題!

再生可能エネルギーとは?長所と今後の課題について

地熱発電への取り組み

日本には火山が多いことから、地熱発電への期待が高まっています。

火山の数は、アメリカ160、インドネシア146に続く、世界第3位の119です。国土が狭いわりに、どれほど火山が多いかがよくわかる数字です。

電力にすると2347万kWにもなるとの試算が出ていますが、現在は数%しか利用されていないようです。

利用されていない原因ですが、火山のある場所が国立公園などに指定されており、温泉地や観光地になっているからです。

温泉地を掘り返しなどしたら、それこそ近隣住民の反対運動にあうでしょう。

高温岩体発電への期待

温泉地を掘り返すことなく、地熱発電できる方法はないかということで考えられているのが「高温岩体発電(こうおんがんたいはつでん)」です。

高温岩体発電というのは、地中の熱い岩体に高圧で水を送って裂け目を作り、高温の熱水や蒸気になったものを利用して発電する方法です。

アメリカでは「EGS(強化地熱システム)」と呼んで、開発に力を入れているということです。火山の多い国々で、高温岩体発電の研究が進んでいます。

高温岩体発電は、まだ実用化はされていませんが、実験段階で地中の岩体まで掘るコストや周辺施設の維持などの問題があるようです。

地熱発電の課題

現在、地熱発電の主流は「フラッシュ方式」と呼ばれ、高温の熱水から発生する蒸気でタービンを回しています。

ほかに、水より沸点の低い二次媒体を利用して、その蒸気でタービンを回して発電する「バイナリー方式」という方法があります。

高温の温泉がわく温泉地では、高温の温泉水をバイナリー方式に使えるということです。発電に利用された後の温泉は温度が下がって、浴用に使えるようです。

温泉地を掘り返すのは難しくても、バイナリー方式のようなやり方で温泉水を利用する程度ならいいのではないでしょうか。