地熱発電の開発が、ほかの再生可能エネルギーより遅れてしまう理由とは?

再生可能エネルギーとは?長所と今後の課題について

地熱発電は、原発に代わるエネルギーの最有力候補!?

ほかの発電方法と比較すると、最も電力量が期待できるのが地熱発電です。

日本は火山の多い国であり、温泉が豊富なことから、温泉から上がる蒸気でタービンを回し発電する「バイナリー方式」を取り上げる企業が増えています。

日本は火山の多くが観光地化されており、国立公園に指定されていることから開発が難しいというデメリットがあります。しかし、温泉を利用して、その電力を地元の旅館やホテルなどで使用するということになれば、地元の理解も得られそうです。

火山という熱源を利用することなく、地熱発電の開発が遅れている理由とは何でしょうか?

地熱発電の開発が遅れる理由

電力量が天候に左右されてしまうほかの発電方法に比べ、地熱発電は安定供給が期待できます。

それなのになぜ、開発が遅れているかですが、上にあげた国立公園に指定されており、温泉業者の理解が得られないという理由以外に、掘ってみないとわからないのと、コストが高いことなどがあげられます。

しかし、東日本大震災以降は風向きがだいぶ変わり、「FIT制度」も導入されたことで地熱発電が見直されはじめています。

FIT制度における地熱発電の売電価格は、「15,000kW未満」と「15,000kW以上」に分かれていますが、この単位は、太陽光発電の10kW、風力発電の20kW、水力発電の1,000kW、バイオマス発電の2,000kWに比べると、どれだけ大きいかがわかります。

原発に代わる再生可能エネルギーの最有力候補は地熱発電だと思われますが、エネルギー量が大きいだけに課題も抱えています。

国の地熱発電に対する支援

地震続きで原発の再稼動が難しい現在では、原発に変わる再生可能エネルギーを探すことが急務となってきていますから、地熱発電の開発に対しても、国の経済支援が進んでいます。

太陽光発電は一般家庭が、風力発電や水力発電については小規模なものであれば、中小企業でもはじめられますが、地熱発電の開発となるとどうしても規模が大きくなってしまいます。

開発するには、何億という費用がかかりますし、国立公園の問題なども、国が関わらなければ掘削調査を行うのは難しいでしょう。

「FIT制度」の導入以降、日本各地で次々と「地熱発電所開発プロジェクト」が立ち上がり、地熱発電を受け入れる温泉地も増えつつあるようです。